運送業（一般貨物自動車運送事業）の許可を受けるためには、役員法令試験の合格が必須です。
この法令試験の目的は、運送業に関係する法令を学ぶことで、許可を受けた後も運送業を適法に運営していくことです。
申請までも様々な要件をクリアしなくてはいけませんが、最後のハードルとしてこれを乗り越えなければなりません。
“試験”と聞くと、不安に感じたり身構える方が多くいらっしゃるのではないのでしょうか。
今回はそんな法令試験に関する事例がありましたので紹介致します。
お客様：実は別の行政書士の先生に運送業許可の申請をやっていただいたのですが、法令試験でつまづいてしまいまして……。どうしたら良いでしょうか。
トラスト：ご相談いただきありがとうございます。申請までは行政書士の先生に手続きして頂いて、申請受理まではされたという事でお間違いないでしょうか。
お客様：そうなんです。やっと色んな要件をクリアして、運送業許可申請が受理されたと安心したのも束の間……。運輸局から『法令試験実施通知書』という書類が届きました。法令試験の事なんか頭に一切なくて、とりあえずダメ元で自分が受験したのですが、案の定不合格になってしまいました。
手続きをしてくれた行政書士の先生は、あくまでも“許認可”の申請手続き代行だったので、自分も『法令試験』については失念してしまっておりまして……。
トラスト：そうだったのですね。それはご不安なお気持ちになられましたよね。私共で合格できるようサポートさせて頂きますので、ご安心ください。
お客様：ありがとうございます。是非よろしくお願いいたします。まず、基本的な質問でお恥ずかしいのですが、試験は何回でも受験できるのでしょうか？
トラスト：ご不安なお気持ちでいらっしゃるなか大変申し上げにくいのですが、お客様はあともう1度だけ再受験が可能になります。
お客様：え！？あと１回だけですか？？
トラスト：厳密にいえば、１回の許認可申請につき２回まで受験可能という事になります。
万が一、2回とも不合格になってしまった場合でも、一度申請を取り下げて、再度許可申請書を提出すれば、法令試験を再受験することは可能です。
お客様：二度と申請出来ない訳ではないってことでしょうか？
トラスト：その通りです。２回不合格だと二度と運送業許可の申請をすることが出来ないと思われる方もいらっしゃいますが、そうではありませんのでご安心ください。
ですが、2回目の試験も不合格となると、許可申請書提出から既に数か月が経過しています。再申請となると許可の取得時期が大幅に遅れてしまいますし、様々な悪影響を及ぼします。
お客様：例えばどのような影響があるのでしょうか。
トラスト：あくまでも一例になりますが、許可が下りるまで事業を開始することが出来ないため、収入はありません。ですが、家賃や人件費など様々な出費はありますよね。それが続いてしまうと、1回目の申請時には満たすことができていた“お金に関する要件“を満たさなくなってしまう可能性もあります。
お客様：それは困ります。せっかく色んな要件をやっとクリアして申請受理されたのに、試験不合格でやり直しは厳しいです。
トラスト：お忙しいとは思いますが、なんとしても次での合格を目指しましょう！！
お客様：でも自分、勉強には自身がないです。長年トラックの運転手をしてきて独立しました。経営の事も考えなくてはいけないので、頭がいっぱいで……。やらなくてはいけないのは理解しているのですが、もっと適任者がいると思うので、お願いすることはできないものでしょうか。
トラスト： お忙しい中勉強するのは大変ですものね。
ですが、残念ながら一回目受験された方が再受験する必要があります。新規申請時に【法令試験受験予定者の氏名】を記載する項目があるのですが、基本的には変更することは出来ません。
お客様： そんな…。なんとしても自分自身で合格しなくてはいけないという事でしょうか。
トラスト：そうなります。ですが、わたくしどもでしっかりとサポートさせて頂きますのでご安心ください。
お客様：やるしかないなら仕方がない！！！がんばって勉強します。一般的にはどのくらいの勉強時間で合格できますか？
トラスト：これは皆様それぞれ条件が違いますので一概に「〇時間勉強すれば合格する」とは言えません。短期間で一気に集中して勉強するのが得意な方もいれば、コツコツと積み重ねて勉強するのが得意な方もいらっしゃいます。
ですが、まずは一度過去問を解いて、雰囲気を掴むことが大切です。そこからポイントを抑えて勉強していきましょう。
お客様：学生時代を思い出しますね…。ですが、やらなくてはいけない。後がないのでしっかりと要点を教えてもらいながら勉強していきます。よろしくお願いします！！
